アメリカのFOXテレビのキャスター、ジェシー・ウォーターズ氏が、ロサンゼルスの山火事による焼け跡を「原爆を落とされた後の広島のようだ」と表現しました。
LAの焼け跡を広島の様と言ったキャスターはジェシー・ウォーターズ?!
アメリカのFOXテレビのキャスター、ジェシー・ウォーターズ氏が、ロサンゼルスの山火事による焼け跡を「原爆を落とされた後の広島のようだ」と表現しました。
この発言は、特に高級住宅街のパシフィックパリセーズ地区の被害状況を説明する中で行われました。
この発言に対して、海外からは批判の声が上がっています。
多くの人々が、山火事の被害と原爆の被害を比較することは無神経であると指摘しています。
特に、核兵器による被害を経験した人々からは、「理解に苦しむ」との反応が寄せられています。
また、アメリカの被爆者団体からも強い反発があり、発言のデリカシーのなさが問題視されています。
ジェシー・ウォーターズ氏の発言は、ロサンゼルス郡の保安官も同様の表現を用いたことから、より注目を集めました。
保安官は記者会見で、「この地域に原爆が落ちたような感じだ」と述べ、山火事の被害が広範囲に及んでいることを強調しました。
また、発言に対する批判は、特に日本の被爆者団体からも寄せられ、彼らは「核兵器と重ねる発言は理解に苦しむ」とコメントしています。
これにより、発言が持つ歴史的な重みや感情的な影響についての議論が再燃しています。
ロサンゼルス山火事経緯
2025年1月7日、カリフォルニア州ロサンゼルスで発生した山火事は、急速に拡大し、これまでに少なくとも13日現在で16人の死亡が確認されています。
火災は主にロサンゼルス西部のパシフィック・パリセーズ地区で発生し、強風と乾燥した気候が火の広がりを助長しました。
火災の影響で、1万棟以上の建物が焼失し、被害総額は数十兆円に達する見込みです。
火災の発生から数日間、消防士たちは消火活動に奮闘しましたが、鎮火の見通しは立っていません。
特に、強風が続く中での消火活動は非常に困難であり、火災の範囲は110平方キロメートル以上に広がっています。
また、火災による避難命令が出され、10万人以上の住民が影響を受けました。
高級住宅街での被害も大きく、歴史的な建物や文化財も損傷を受けています。
この山火事は、カリフォルニア州における山火事の頻発とその影響の深刻さを再認識させるものであり、今後の防災対策や環境政策の見直しが求められています。
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