日本産業カウンセラー協会 関西支部

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会員が受けるスーパービジョンは2種類あります。

  1. 会員の皆さまが、産業カウンセラーとしてよりよき活動ができるよう自発的に受けるもの。
  2. 支部の相談業務に携わる方、支部から企業等に派遣された方が研鑽義務として受けることが定められているもの。

このページでは、①に関する協会の制度についてご案内いたします。

各種資料のダウンロード

スーパービジョンのご案内は「こちら」 です。

  • これは、産業カウンセリング6月号に掲載のスーパービジョンの制度と活用等について書かれている冊子のことです。
  • スーパーバイザーの名簿は産業カウンセリング6月号をご覧下さい。

やり方についてのご案内は「こちら」です。 申込書は「こちら」です。

Ⅰ 協会のスーパービジョン制度

 協会のスーパービジョン制度は、会員が専門職としての能力向上を目指し、産業カウンセリングの実践力を高め、産業カウンセラーとして成長することを援助します。 協会スーパービジョン制度がスタートしたのは 1999 年です。1992 年に産業カウンセラー資格試験が労働大臣認定の技能審査として認められ、急激に会員が増加する一方、公益法人への批判が高まっていた時期でした。産業カウンセラーが公的資格にふさわしい専門職として社会的責任を果たすため、倫理綱領が制定され、自己研鑽制度(能力向上学習支援システム)がつくられて、その一環としてスーパービジョン制度が設けられました。当時、スーパービジョンを有資格者会員全員の研鑽義務として明示したことは画期的で、外部専門家からも協会の取り組みは評価されました。 2009 年には、支部・地区事務所の相談室カウンセラーおよび企業・団体のカウンセリング業務受託におけるカウンセラーへのスーパービジョン制度徹底の第一段階として、少なくともグループ・スーパービジョンを行うことを義務化しました。 協会のスーパービジョン制度創設の精神を確認して、会員がこの制度の利用によってクライエントの成長にさらなる貢献をしてくださるよう、協会は期待しています。

1.会員とスーパービジョン スーパービジョンはどんな人が受けるべきか

 カウンセリングの実践活動に従事するすべての会員はスーパービジョンを受けるよう求められています。会員は、専門家としての能力向上のため研鑽義務を果たし(倫理綱領第 5 条)、また、自己のカウンセリングの効果について検証し改善するため、進んでスーパービジョンを受けることが求められます(同第 14 条)。 初心者だけでなく、熟練してからもスーパービジョンは必要です。

2.スーパービジョンの効果 スーパービジョンを受けると、どう役立つのか

  1. ケースへの理解が深まります ケースの見立て、クライエントの課題、介入方法、援助方針など。
  2. 自分の傾向についての気づきを得られます カウンセラーの言語表現、行動、考え方、感じ方、対人的傾向など。
  3. 倫理綱領を順守することに繋がります 守秘義務、記録管理、二重関係、実践能力の限界など。
  4. カウンセリングの実践上の課題を学べます 外部資源の活用、ネットワーク、リファーなど。

3.スーパーバイザーの要件 協会スーパーバイザーはどんな条件で認定されているか

  1. 協会スーパーバイザーとは、協会によってスーパーバイザーとして認定された産業カウンセラーである。
  2. 産業カウンセラーとして、産業カウンセリング実施上、理論・知識および技能に関して経験的に統合された能力を有し、活用していること。
  3. スーパービジョンを行う領域に対して適切な知識と十分な経験を有していること。
  4. クライエントの問題や課題について、援助の方法、その効果等を理解する能力を有し、事例について適切に概念化し、指導する能力を有すること。
  5. 自分自身の情緒的状態について自己認知できること。
  6. 自分自身について専門職としての能力と行動を適切に自己評価ができること。
  7. 次項のスーパービジョンの種類を実施できる能力を有すること。

4.スーパービジョンの種類 スーパービジョンにはどんな種類があるのか

スーパービジョンには、個人スーパービジョンとグループ・スーパービジョンがあります。 また、グループ・スーパービジョンと類似の方法に事例検討会があります。

1)個人スーパービジョン
個人スーパービジョンは、スーパーバイザーとスーパーバイジー(スーパービジョンを受けるカウンセラー)が一対一で行います。通常 1 回 1 時間程度が標準です。対象となるケースは進行中のケースも終結したケースの場合もあります。 個人スーパービジョンは、スーパーバイジーの学習程度、臨床経験などに応じて進めていきます。スーパーバイジーは自分の考えや疑問、感情を率直に伝えることが可能です。スーパーバイザーは、スーパーバイジーが直面する問題を理解し、援助・指導のフィードバックをします。
2)グループ・スーパービジョン
グループ・スーパービジョンは、スーパーバイザー1 名に対して、スーパーバイジー(事例提出者)を含む数名のグループで行います。グループ・メンバーは自分が担当する以外のケースに触れることができるので、貴重な学習の場となります。
3)事例検討会
ある程度進行したケースや主に終結したケースを題材に検討を行います。グループ・スーパービジョンと形式的に似ていますが、グループ・スーパービジョンがスーパーバイジーの成長に主眼をおいているのに対して、事例検討会はケースの理解を主な目的とします。

Ⅱ 協会スーパービジョン制度の特徴

協会スーパービジョン制度には次のような特徴があります。

1.協会スーパーバイザーは、産業カウンセリングや協会の活動に理解のある専門家や協会に所属する経験豊富な仲間であり、スーパーバイジーをよく理解できる立場にあります。

(1)認定の条件
認定にあたっては、上記の能力要件に加え、下記の資格と経験を条件としています。

  1. 会員であり、シニア産業カウンセラー資格があること。
  2. 個人スーパービジョンのバイジー経験があること。
  3. 事例検討会でケースを提出した経験があること。
  4. 産業領域でカウンセリング経験があること。最近 5 年間で 1,000 時間以上かつ継続ケースの経験があること。
  5. グループワークの経験があること。
(2)認定期間と更新
認定期間は3年間で、今回認定された方は2023年3月31日までが認定期間となります。 更新にあたっては、更新研修受講が必須で、協会スーパーバイザーとしての要件が満たされているか再審査されます。
2.全国にいる協会スーパーバイザーの居住地、得意な領域などを協会が公表しています。 得意な領域は、以下の中から3つを選んで登録しています。
  1. メンタルヘルス
  2. キャリア・カウンセリング
  3. 人間関係
  4. 不適応
  5. 得意な対象(女性、若者、高齢者、家族など)
  6. 得意な療法
  7. カウンセリングの得意な態様(電話相談、メールカウンセリング、グループなど)
  8. その他
3.1 回 1 時間 10,469円(スーパービジョン料金 9,424 円+協会施設利用の場合の会場費 1,045円、税込)という利用しやすい料金設定になっています。

Ⅲ 協会スーパービジョン制度の利用 スーパービジョンを受ける手続き

1.依頼するスーパーバイザーを決めます

  1. バイザーと面識がある場合は、バイジーが直接連絡を取り、日時・場所を設定します。
  2. バイザーと面識がない場合は、バイジーの所属支部にお問い合わせください。
  3. バイジーの支部とは異なる支部に所属するバイザーに依頼することもできます。その場合も、スーパービジョンの申込み先はバイジーの所属支部です。

2.バイジーの所属支部への申し込み手続きを行います

  1. 所定の【書式 1】「スーパービジョン申込書」を使用して申込みます。
  2. グループ・スーパービジョンの場合も申込書は 1 人ずつ作成します。グループの代表者がメンバー全員の申込書をまとめて代表者の所属支部へ送ってください。
  3. 送付方法は支部にご確認ください

3.所属支部へ料金を振り込みます。

料 金

*消費税10%込の金額です

  1. 個人スーパービジョンで協会の施設(支部や地域事務所の会議室・相談室等)を使用する場合 10,469円/回(会場費 1,045円を含む)
  2. 協会施設以外の会場をバイジー自身で手配する場合 9,424円/回(会場費はバイジーの負担)
  3. グループ・スーパービジョンの場合

2014 年度は「協会(支部)責任で行うカウンセリング対するグループ・スーパービジョン料金表」を流用します。詳しくは支部にお問い合わせください。

振込先

支部にご確認ください。

やむを得ずキャンセルする場合

  1. 2 日前までにバイザーと支部に申し出た場合は、振込手数料を差し引いて返金します。
  2. 前日にバイザーと支部に申し出た場合は、2,000 円(振込手数料を含む)を差し引いて返金します。
  3. 当日にバイザーと支部に申し出た場合は、返金しません。

4.終了後に実施確認【書式1】を所属支部へ提出します

1 週間以内に提出してください。実施確認に基づき、資格更新ポイントを付与します。 【書式 1】の送付方法は支部にご確認ください。

<申込み等に関する留意事項>

  1. バイザーを知らない等の理由により、バイザーの指名なしでも申込みはできますが、その場合にはあらかじめ支部担当者にご相談ください。
  2. バイザーによって、事前の資料(事例報告書等)作成が必要になる場合があります。予め余裕をもって日程調整を行ってください。

Ⅳ 協会スーパービジョン制度に関するQ&A

バイザーを必ず指名しなくてはなりませんか。
原則として指名してください(事例の内容とバイザーの得意な領域を照らし合わせるな ど)。初めてスーパービジョンを受ける場合など指名が難しいときは、支部にご相談くださ い。適切な方を推薦いたします(申込み等に関する留意事項)。
グループ・スーパービジョンの場合、手続きや料金に違いがありますか。
①手続き:申込書は 1 人ずつ作成します。グループの代表者がメンバー全員の申込書をまとめて代表者の所属支部へ送ってください。 ②料金:2014 年度は「協会(支部)責任で行うカウンセリング対するグループ・スーパービジョン料金表」を流用します。詳しくは支部にお問い合わせください。
会場はどのようにすればよいですか。
バイザーとバイジーとで相談して決めてください。協会の施設(支部等の相談室や会議室)、あるいはバイザーの施設(相談室等)を利用することが一般的です。 ①協会の施設(支部等の相談室や会議室)を利用する場合は、1 人 1 回 1,045 円で使用することができます。会場使用料 1,045 円は、スーパービジョン料金と併せて合計10,469 円をバイジーの所属支部へ入金してください。当日会場でお支払いいただくことはありません。 ②協会以外の施設(公共施設・バイザーの施設等)を利用する場合には、使用料はバイジーの負担となりますので、各施設の規約に沿ってお支払いください。その場合、支部へお振込みいただく料金は 9,424 円となります。 
同じバイザーに定期的にスーパービジョンを受けたいと思いますが、可能でしょうか。
バイジーとバイザーとで話し合って、定期的に続けていくことは可能です。ただし、支部で履歴を管理する(資格登録更新ポイントの入力をする)必要があるため、スーパービジョンを行う都度、支部へ申込み手続きをしてください。
遠隔地のバイザーにスーパービジョンを依頼したいときはどのようにすればよいですか。
他支部のバイザーに依頼するときも、バイジーが所属する支部に申し込みます。①バイジーがバイザーの指定する場所へ出向く、あるいは②バイザーに出張を依頼する(交通費等はバイジー負担)ということになります。バイザーが研修講師等でその地域に赴く際に、スーパービジョンを依頼することもあります。
バイザーは、複数人のスーパービジョンまたはグループ・スーパービジョンの場合、遠方への出張も可能ですか。
バイザーと日程調整ができれば可能です。交通費は原則としてバイジーの負担となります。
バイザーはバイジーの人格に関わることがあるのでしょうか。
本来スーパービジョンはスキルに限定して行われるものですが、そのスキルには当然、カウンセラーとしての態度が含まれます。したがって、カウンセリング場面におけるカウンセラーとしてのバイジーの態度について触れていくことは、必須です。しかし、そこから拡大してバイジーの人格に立ち入ることは、原則としてしないことになっています。
事例検討会に参加したいと思いますが、どのようにすればよいですか。
事例検討会は、支部によって開催方法などが異なりますので、支部にお問合せください。

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