日本産業カウンセラー協会 関西支部

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今をよりよく生きるため、産業カウンセラーの資格取得を決めました

私は38年間、府立高校で地理の教師をしており、2011年に退職しました。現役のときから、定年後の第2の人生について考えていました。
産業カウンセラー養成講座を受講している方、これから受講しようと考えている方は幅広い年代であり、さまざまなキャリアをお持ちの方がいるかと思います。
定年を迎えて第2の人生を自分らしく生きるため、また「終焉」を見つめ準備することで今をよりよく生きようという「終活」も見据え、私が産業カウンセラーの資格取得を決めたきっかけと、取得後の今の私の活動が参考になればと思います。
現役のころは、せっかくの時間を何かにつぎ込むなら自分の好きなこと、特技からということで、マラソンが大好きなこともあり、視覚障害者の方のランニングを手助けする盲人マラソン・伴走ガイドを始めました。
外国から日本に技術・技能を習得するために来ている技能研修生に日本語を教えることもしていました。

多種多様な講座から、産業カウンセラー養成講座を選んだのは
カウンセリングの実習が他の講座よりも多く、実践的であったからです

私が最後に勤めていた公立高校では、心の問題を抱える生徒が多くなってきていました。そのことで保護者の方や教師自身が悩むケースが増え、臨床心理士の先生に来てもらってスクールカウンセリングを行うことになりました。
私は当時、臨床心理士の先生と悩みを抱える子どものコーディネーターとして関わっていたのですが、スクールカウンセリングに十分な時間をとることができずに、逆に悩みを訴える子どものほうが増えてきてしまいました。このときに、もっと子どもたちへの支援ができないか、そのためにカウンセリングを学びたいという気持ちが強くなりました。
カウンセラーといっても、多種多様な資格があります。その中でなぜ産業カウンセラー養成講座を選んだのかというと、カウンセリングの実習が他の講座よりも多く、より実践的であるところに魅力を感じたからです。
地理の教師だった私は、退職後に世界をこの目で確かめたいという思いがあり、ピースボートで世界一周旅行をしました。その船で出会った方に日本産業カウンセラー協会のことを教えてもらったこともあって、今、産業カウンセラーとしての私があります。

熱心な指導のおかげで、有意義な勉強ができ、年代の違う仲間と刺激を受けながら成長できました

半年以上の講座でしたが、年代の違うさまざまな方と一緒に、刺激を受けながら勉強ができました。熱心な指導者のもと、楽しく講義を受けられたおかげで、無事資格を取得しました。
産業カウンセラーと名乗ることができるようになり、もっと実践を積んでいかなければならないと思っていたとき、傾聴を大事にしようとするボランティア活動、KICOKA33を知りました。
現在はKICOKA33の活動として、福島区の社会福祉協議会や平野区の社会福祉協議会が実施している「傾聴講座」の講師のボランティアとして携わっています。
また、梅田の富国生命で毎月開かれている学生向けの就職説明会の会場で、学生の就職相談にも係わっています。学生にとって今や大変な「就活」の相談に乗る際、養成講座で学んだ「キャリアを形成していく上で、人生の価値観を持っていること」の大切さを伝えながら話を聴かせてもらっています。

年齢を重ねることがメリットであるスキル
ボランティア活動に、息長く取り組んでいきたいです

今こうしてボランティア活動を通して感じることは、「傾聴」を基本とするカウンセリングマインドを産業カウンセラー養成講座でたくさん学ぶことができたこと。これは一生の宝ものになったということです。
傾聴のスキルは一度身につければ忘れることはありません。人と話すときの姿勢が変わり、職場のみならず、家族、友人関係でも必ず役立ちます。
私は、さらにシニア産業カウンセラー育成講座を受け、次のステップに挑戦中です。
産業カウンセラーはもちろん、シニア産業カウンセラーは、年齢を重ねることがメリットであるスキルなので、ボランティア活動に息長く取り組んでいきたいです。
生きがいある自分らしい第2の人生を考えている方をはじめ、多くの方が興味を持って、挑戦してもらえるとうれしいです。

第4回齋藤さんへ

第2回緒方さんへ

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