日本産業カウンセラー協会 関西支部

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瞬間的に「私がやるべきことはこれだ!産業カウンセラーになって
働いている人の役に立ちたい」と想い、この世界に飛び込む決心をしました

私が産業カウンセラー養成講座を受講したのは2002年。当時の私は30代。教育関係の企業に勤めていました。自身のこれからのキャリアの道筋を考えたとき、産業カウンセラーという資格が必要になるだろうと何かピンとくるものがあり取得しました。2003年にはキャリアコンサルタントの資格も取得しました。
有意義な学びの期間が終了を迎え、産業カウンセラーとしての資格取得が明確になってくると「私がやるべきことはこれだ。産業カウンセラーになって働いている人の役に立ちたい!」と何の保証もなくこの世界に飛び込む決心をし、会社を退社しました。
勉強している段階から「私は産業カウンセラーの勉強をしており、いずれ、このようなことをしていきたい」と、自分のことをまわりに発信していたおかげで、仕事でつながりのあった労働局の担当の方から仕事の情報を教えていただき、採用となり、ハローワークでの仕事が、産業カウンセラーやキャリアコンサルタントに従事した最初の一歩となりました。
この一歩は、私の人生においてその後につながるもっとも重要な一歩となっています。

協会の勉強会や月例会に参加し、いろいろなセミナーを積極的に受けたこの知識の
積み重ねが、今幅広い角度からアプローチできることに役立っています

資格を取得し、この業界にプロとして実際に入った最初の仕事であるハローワークは、不特定多数の方が来るところであり、不安や心配を抱え、先が見えずに苦しむ方が多くいました。
カウンセラーとしてスタートラインにたったばかりの私が、どこまで寄り添い支援できるのか、つねに悩みながら相談者と向き合っていたことを覚えています。
そのようなとき役に立ったのは、日本産業カウンセラー協会・関西支部が主宰する勉強会でした。月例会にも積極的に参加しました。今になって受けたセミナーの修了書を目にするとかなり多くのセミナーを受けたことを思い出します。そして、そこで育んだ知識や技術が私の人間力向上にもむすびついていきました。カウンセラーは“人のこころ”を扱う仕事です。そのため、より慎重な態度が求められます。
資格を取得したあとの勉強や活動がより重要であることを、今、実感しています。

あらゆる人の支援を行えるように、
積極的に新しい場所を探して精一杯の力を出し、活動の場を広げてきました

カウンセリングの仕事をしてきて、早くも16年になるでしょうか。あらゆる人の支援を行えるようにと、私は積極的に新しいところを探して応募して、転職経験を積んできました。
産業カウンセラーの職場には、公共の期間、教育・研究機関、地域のサービス期間、民間企業とありますが、私の場合、これらすべての分野で活動してきたように思います。
ハローワークからはじまり、キャリア交流プラザやジョブカフェ。女性再就職支援コーナーの立ち上げ。引きこもりやうつの方を支援するための新しい部門にも参加しました。
大学ではキャリアセンターで、学生の進路決定をサポートするためのガイダンスからセミナー、就職相談、面接指導などさまざまな業務を行いました。精神福祉手帳を持った学生を担当したことがきっかけとなり、次のフィールドでは障がい者の専門分野で医療機関の連携コーディネーターの仕事をしました。
このように私は、あらゆる活動に関してオールマイティーに対応できるカウンセラーをめざして、積極的に仕事の領域を増やしていきました。現在は民間の人材ビジネス会社に入り、働く場の制度や環境が大きな変化を及ぼしている今、あらためて企業内の働くひとりひとりに、産業カウンセラーあるいはキャリアコンサルタントとして活力を与えることができないかと、職場環境改善やメンタルヘルスの向上に取り組んでいるところです。

これから社会の変化に適応させ、自身の枠にはめ込まない柔軟な手法で
人々と向き合える産業カウンセラーが必要とされていると思います

私の場合、自分の枠にはめ込まず多くの人と向き合い、自ら動き、いろいろなところを経験してきたことが、今につながってきたのだと思います。
資格を取得し、実務経験がなくても仕事のチャンスをつかむには、まず動き、経験を積んでいくこと。するとそこからおのずと仕事の幅も広がっていきます。
勉強の場に参加することは、つねに自分のスキルアップのためであるとともに、必然的に仲間が増えていくことにつながります。事実、協会が行う「グループワーク」などの学びを通して、自己分析や気づきにつながる体験をしました。
この日本産業カウンセラー協会の会員になることで、いろいろな方とつながり、情報交換や情報発信することで、自分の道をより明確に見つけることができるのではないかと思います。産業カウンセラーとして私はこういうことを続ける、という強いビジョンを持って成長していく、いつまでもそのようなカウンセラーでありたいと思っています。

第8回照山さんへ

第6回錦織さんへ

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