日本産業カウンセラー協会 関西支部

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「がんになっても、自分らしく生きていく」ためのお手伝いをしたい!

私が産業カウンセラー養成講座の受講を決めたのは、2016年からNPO法人でがん患者さんのケアサポートと就労支援を行っていることに結びつきます。ここでは、がん治療と仕事の両立で悩んでいる方のお話を聴かせてもらい、がんになっても自分らしく生きていくためのお手伝いをしています。私はもともとこの活動がしたく、そのためには、話を聴く力が必要だと思い「傾聴」を学ぶことができる産業カウンセラー養成講座を選びました。
それまで私は、大学卒業後インテリアメーカーで6年間営業職に従事した後、販促プランナーを経て、フリーランスで医療関係のライターをしていました。仕事のかたわら2014年に産業カウンセラーの資格を取得。翌年、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。その後も日本産業カウンセラー協会で開催される各種研修を受講。現在はライターの仕事をしながら、協会で電話相談カウンセラー、受託講師、養成講座実技指導者として活動するなど、産業カウンセラーとキャリアコンサルタントとしての仕事の幅を広げています。

ライターの仕事と産業カウンセラー、キャリアコンサルタントの仕事を両立

協会での具体的な仕事内容として、まず電話相談。協会と契約している企業の電話相談が月曜から土曜日の午後3時から8時まで行われています。その相談を月1~2回ほど受けています。また9月10日の世界自殺予防デーに合わせて、一般向けに働く方の電話相談を行っています。これにも毎年参加しています。次に養成講座の実技指導者です。2年間の実習生を経て、今年サブリーダー1年次として養成講座に関わっていく予定です。3つめが受託講師です。協会では受託カウンセラーと認めた方に、依頼があったカウンセリングや研修を案内するという仕組みがあります。私も昨年、受託講師の認定を受け、昨年末ラインケア研修のファシリテーターのサブとして関わることができました。
協会以外での活動としては、「セルフ・キャリアドック制度」のキャリアコンサルティングを行っています。この制度は、従業員のキャリア形成を促進支援するためのもので、いろいろな業種の方のところへ出向いて行っています。これらが現在、ライターと併せて行っている産業カウンセラー、キャリアコンサルタントの活動です。

有した資格や勉強した仕事へ就けたのは、協会での研修が大いに役立っています

今は仕事の方向性を絞らず、両立できるものを積極的にチャレンジしているところです。こうした活動ができているのは、協会での研修が大いに役立っています。私はフリーランスの仕事ですので、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントとして収入を得ることを念頭に広く学んできました。まず資格取得後に受講したのが、傾聴のトレーニングができる「カウンセリングスキルアップ講座」です。月1回、計10回の講座で、1グループ8人くらいの固定メンバーにその日担当の指導者がひとりつき、1日みっちり、面接実習と逐語検討などを行いました。指導者は現場で働くカウンセラーを指導する立場にあるスーパーバイザーの方ばかりで、養成講座とはまた違う大きな気づきや学びがありましたし傾聴の奥深さにも気づかせてもらいました。次に受けたのが「電話カウンセラー養成講座」です。私が今電話相談で活動できているのは、この研修で電話カウンセラーとして認定されたからです。とても内容が濃く、対面と違って相談者の顔が見えないということもあり、電話独特の関わり方というものを学びました。

「学び方が“王道”」といわれるのは、次の自分へとつながる講座を受け学び続けているから

研修講師にも興味があり「講師育成講座」も受講しました。ここでは、企業向け研修を企画書づくりから資料作成まで行います。最後は実際にプレゼンを行いスーパーバイザーの方から評価や指導を受けました。このとき私は初めてパワーポイントを使うこととなり、グループの方から使い方を教えてもらうといった経験もしました。この講座とシニア講座には「教育研修指導法の実践的理解」があり、受託講師の認定をもらううえで、非常に役に立ったと思っています。2年前には「産業カウンセラー養成講座・実技指導者の実習生研修」に通いました。面接実習を指導者という立場から観察して指導するというのは、これまで受けてきたカウンセリングのトレーニングとはまた違ったおもしろさがあり、且つ難しいものでもありました。現在は、シニア講座とトレーニングセンターで学んでいます。
協会の方から「橘さんの学び方は、王道ですね」といわれたことがあります。振り返れば、私は産業カウンセラー、キャリアコンサルタントとして独立できるよう、協会で次の自分へとつながる講座を受け、カウンセリングの基礎を忠実に学び進んできました。この道のりがあったからこそ、おのずと活動のベースが整い、今の仕事ができているのではないかと思います。

第13回難波さんへ

第11回木村さんへ

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