日本生まれの心理療法である森田療法は、慈恵医大精神神経科初代教授の森田正馬によって創始されました。依頼100年を経た現代において、認知行動療法の先を示唆する心理療法としても注目されつつあります。
この講座では、カウンセラーと医師がそれそれの立場から、森田療法の考え方・活かし方を解説します。
≪講師からのメッセージ≫
森田療法では、不安をあるがままに受けとめながら、本来持っている欲望を建設的に発揮していくことを目指します。
パニック障害、強迫性障害、対人恐怖などの不安障害でな役人のほか、軽症で慢性化したうつ病の人に対しても効果を発揮します。
森田療法は入院療法というイメージを持たれがちですが、現在は外来での活用が主体となっており、産業場面をはじめ様々な場で活かしていきことができます。またメンタル不調への対応だけでなく、よりよく生きるための知恵としても活かしていけます。